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心地よい感覚とシャッキリ機能。
その両方が揃っていることが重要。

2021.9.7 / バランスコラム

肩こりになると「肩」をまるで悪者のように考えがちですが、そもそもじぶんのカラダですから、肩だけ切り分けて考えるべきではありません。まずはその痛みに気づいてあげて、なんでこんなに緊張してるんだろうと気遣ってあげるだけで、カラダの痛みが浄化されることがあります。

そもそも緊張は決して悪いことではありません。良いも悪いもなく、カラダはそういうやり方でバランスをとってくれているのです。いつも頑張ってくれているから、ときに限界がきたり悲鳴をあげたりしてしまう。そうなる前に気づいてあげて、もっと楽になるようにしてあげたいものです。

肩が凝ってしまっているとか、腰が緊張しているということに気づいたとき、多くの人はその部分をもみほぐすような対処をします。でも、たいていの場合、それはまた必ずと言っていいほど再発します。なぜかというと、そうなってしまう原因がなにひとつ解決されていないからです。

肩こりの人の動きを観察してみると、手を道具として扱っている人が多いことがわかります。いわば、肩を軸にしたヒンジ運動という感じでしょうか。まるでロボット動作のようです。しかし、ひとのカラダはロボットと違い、本来、どこかが動けばカラダ全体が連動して動くようになっています。

しかし、自分の身体を道具やパーツのように捉えてしまうと、身体をロボットのように動かす癖がついてしまいます。そして、自動的にそのような動きをすることが常態化してしまいます。

常態化した癖を外すためには「感覚する」ことが重要です。あえて何かに触れて、ちょっとあったかいなあ、ちょっと冷たいなあと、手先の感覚を大切にしてみましょう。指先にわずかな自然を感じるだけで、肩の緊張が解けていくのがわかるはずです。

肩こりの人にとって、動物や自然に触れることはいいきっかけになります。犬や猫を愛でたり自然に触れるとカラダが楽になることはよくあります。指先で触れて感じるとか味わうとかいったような自然の感性が、カラダの全体性を取り戻す手掛かりになるのです。

肩こりのひとがフォーカスすべきは、肩ではなく全体です。肩が緊張している原因は案外肩から遠いところにあったりするものです。まずは、身体がリラックスできる環境に身を置くことをめざしましょう。Marumitsu が提供するのは、カラダ・リラックスな状態に至るための方法論です。

カラダ・リラックス。そのポイントは「ちょうどいいな、楽だな」という感覚的な側面だけでなく、ちゃんとカラダがパフォーマンスしているかという機能的側面にも着目すること。その両面から見て理想的な状態のことを私たちは「シャッキリ・リラックス」と呼んでいます。

リラックスとは、だら~と力が抜けきった状態ではなく、ほどよく肩の力が抜けていて楽にパフォーマンスできて、疲れにくい、ちょうどいい塩梅の状態のカラダであると捉え直しましょう。Marumitsuのプロダクトと方法論は、そこに至るためのガイドです。

つづく

LET'S TRY !
BALANCE TRAINNING !

[ みちのく山道 ]

足裏からはじまる、 心地いいカラダ感覚。アンバランスな状況下でこそ人はバランスを知ることができます。足裏に感じる刺激は、カラダの滞りが原因です。そこに目を向けさせてくれるのが「みちのく山道」。武術家・甲野善紀氏によるプロデュース商品で、焼印された文字は甲野氏ご本人によるものです。

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