「緊張しすぎてもダメですが、僕はある程度緊張したほうが打てるんです」
(『長嶋はバカじゃない』小林信也・草思社・2000年刊/P67より)
たとえば、バランスボードは、ラクに乗りすぎるとうまくいきません。ある程度の構えとか、ある種の緊張がないと、反射も起こってきません。獲物を狙う野生生物のように、慎重に、でも自然体で、ちょっと緊張もありながら、ガブっといくような…。そんな感じが理想です。
2022.3.24 / バランスコラム
「来た球をパッと打つ」
(『長嶋はバカじゃない』小林信也・草思社・2000年刊/P45より)
いくつものエピソードや発言をこうして追ってみると、長嶋茂雄さんの言葉が非常に「感覚的」なものとわかります。その独特の表現はときとしてメディアで笑いと共に紹介されたりもしますが、それらは決して低く評価されるべきものでなく、むしろ普遍性を持ったものだとわたしには感じられます。
2022.3.17 / バランスコラム
「ベースボールにジンクスなし」
(『長嶋茂雄語録』小林信也編・河出文庫・P118より)
「ジンクス」って、みなさん好きですよね。なにかがうまくいったら、それをジンクスにしたがります。でも、絶対的なものを探してそれらしきものを崇めて頼ってみても、うまくいくはずなどありません。ジンクスに頼ったらダメなんです。
2022.3.10 / バランスコラム