1月30日(土)【特別企画】~ヒモトレから観る身体の可能性~(終了しました)

2016.01.07

藤田五郎×甲野善紀×小関勲 スペシャル鼎談

なぜヒモを纏(まと)うだけで動きが変わり、力が増し、柔軟性が生まれ、楽になるのか?
バランスを整えることで見えてくるのは様々な副産物。その因果関係をご体感ください。
養護学校教諭の藤田先生のご活動やその内容を沢山の方々にご覧頂ければと企画しました。
そしてスペシャルゲストに武術研究家の甲野善紀先生にお迎えして武術的身体との関係性や
可能性についてお伺いいたします。

◆主な内容 ・藤田先生の養護学校での生徒たちへの取り組みとその変化について。(写真や動画にて)
・機能障害、脳性麻痺を抱えている子供たちへのアプローチ、具体例の紹介。
・武術研究家甲野善紀のヒモトレについての考察、術理紹介。
・全体性について~運動の前提条件を考える。
・ヒモトレやバランスボードの使用方法、具体例の紹介(バランストレーナー小関)。
・ケガやパフォーマンスを高めるためには。
・Q&A

◆善通寺養護学校教諭藤田五郎先生より、
肢体不自由児における取組みと効果についてお話して頂きます。
映像や画像にて取組前と経過、そして現状を解説頂きます。

◆武術研究家甲野善紀先生に武術や先生の術理、身体操法の観点から実技と解説を
交えてお考えを伺います。

◆バランストレーナー小関勲はトップアスリートから子供、ご高齢者まで
ジャンルを超えた普遍的なエッセンスをお伝えします。
また、ヒモトレの具体的な使い方や症例をご紹介します。

医療、学校、スポーツ、介護関係者、作業・理学療法士だけではなく、
バランスやご自身の身体に興味ある方などご関心がございましたら是非ご参加ください。

●日時:1月30日(土)
受付18:15/開始18:30〜21:00
●会場:文京シビックホール(文京シビックセンター)3F 会議室1+2
〒112-0003 東京都文京区春日1-16-21文京シビックセンター
グーグルマップ:https://goo.gl/maps/X5it22eP6KH2
03-5803-1100(文京アカデミー施設管理係)
※講習会の問合せなど、会場へ直接の連絡はご遠慮ください。
●アクセス:東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅 → 直結
都営地下鉄三田線・大江戸線「春日」駅(文京シビックセンター前)
→ 文京シビックセンター連絡通路 → 直結
JR中央・総武線「水道橋」駅 → 徒歩約10分
●参加費:事前受付7,000円/当日受付10,000円
※お支払いは事前振込制。お申し込み者に振込先をご案内致します。

※会場のロビー表示(団体名)は、「身体めぐりの会」となります。
※講習会の問合せなど、会場へ直接の連絡はご遠慮ください。

主催:MARUMITSU
協賛:夜間飛行

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◆善通寺養護学校 藤田五郎先生より

現在、善通寺養護学校で、子供達の心と体への支援を行なっている藤田です。日々、肢体不自由児のみならず、発達障害や精神疾患の子供達と関わっています。今回は、日々の授業に取り入れているヒモトレとバランスボードの活用の事例を報告させていただきます。子供達からは、日々新たな発見を得ることができています。バランスは、心と体をつなげる課題として、自分自身を見つめ直すものになっています。自分自身へのイメージが薄い子供達にとって、自分への気づきを生み出すことができています。今まで、がんばらせてバランス課題を取り組ませていたところがありました。

しかし、小関先生のヒモトレと出会って、がんばりすぎずに「いい塩梅」で合わせることの重要性を実感しました。ヒモやバランスボードを使うことで、子供達の見えにくかった小さな力(自らの自発的な力や可能性)に気づくことができました。ちょっとした支援で、子供達の能力を引き出し、引き伸ばすことがヒモトレにはできると感じています。

子供達も、自分の可能性を感じ、自分自身への自信を高めることができています。今回は、子供達の変化を写真や動画で見ていただきたいと思います。ちょっとした支援が、子供の能力を引き出しています。また、動きにくさの改善や人との関わりへの意欲の向上につながることをお伝えできればと思います。

体に麻痺があっても、体はつながっています。動きにくい側(患側)を動く側(健側)の動きが誘導してくれます。続けることで、動きにくい側が動き始めます。気持ちの面での変化もあります。

バランストレーニグには、まだまだその可能性が隠れているように感じています。いろいろな分野の方々とヒモトレの可能性を考えていけたらと思っています。様々な意見が、また次へのステップにつながるものと考えています。今回、見ていただく写真等で感じたことを教えていただければと思います。そのご意見を参考に、また子供達への新たな支援方法を考えていきたいです。どうぞ、よろしくお願いします。

ヒモトレ特設ページ→藤田先生インタビュー