まるみつ
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まるみつ ボディーバランス
Kab Labo.
私たちは自然なバランスの上に
存在している。
良いバランスを知る近道は
アンバランスを体感すること。
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育児に関わる大人のカラダ

子育ての疲れは頼りすぎが原因!?

育児の中で一番多い動きは、圧倒的に子どもを抱くことでしょう。 乳児の時はもちろんのこと、2、3歳になっても子どもはまだまだ甘えて抱っこしたい時期。でも年齢にともなって当然のように体重も重くなりますから、長時間抱いていることが困難になってしまいます。私たちは大変になればなるほど、体の部分的な力に頼ろうとしてしまいます。例えば、腕の力で支えようとしたり、腰にだけ負担をかけたりして、グッと力を入れることが、保つコツだと勘違いしてしまっているのです。ところが、これは全くの逆効果で、むしろ疲労や膝、腰などのケガや痛みの原因となっているくらいなのです。部分的な力に集中すればするほど、体の全体性が失われてしまいます。ひとつのものに集中していると、周囲のことが全く目に入らなくなるのと同じで、せっかく「全体でひとつ」の体なのに、部分的に頼ることによって、体全体をフルに活用できなくなってしまっているのです。

分かりやすい実験をしてみましょう。まず、目の前にあるお茶など(重さを感じるもの)を片手で持ってみます。いつもは無意識に、何の苦労もなく行なっている動作ですね。それでは次に、腕に力を入れた状態にしてから、同じように持ち上げてみて下さい。すると、同じものを持っているのに、力を入れた時のほうがぎこちなく重く感じるはずです。この「力を入れている」と感じることが、大きな落とし穴で、感じている「力」は、実際には「余分な力」でしかないのです。ですから、この力感があるうちは、身体は協調性を失っていると言ってもいいでしょう。

力感は力を無にする、つまり力無(りきむ)となる。

このような関係を理解していれば、子どもを抱っこする時にも、どんな状態が 自分にとって一番楽なのかが見えてきます。抱き上げようと構えた瞬間、力を必要として力感を準備することは、子どもの体重の他に、さらに自分で重さをつけ加えているようなものなのです。気合を入れて力めば力むほど、逆効果だということに一日も早く気付くことが、結果的に楽な状態を手に入れる近道と言えるでしょう。

よく、腱鞘炎になったり、亜脱臼になったり、ギックリ腰になったりと手首や肩、腰などを痛めてしまう人も多いようですが、それは「その部分に頼る」ことで起こる、身体からの悲鳴、SOSなのだと受け取ってください。育児にともなう動作は、その時だけの一時的なものではなく、数年にわたり継続される作業です。だからこそ、良い感覚、正しい体勢を知り、より良い子育てに役立ててもらえればと思うのです。肉体的に負担の少ない育児は、精神的にも余裕のある関係を築けることでしょう。